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任天堂社長、関税がSwitch 2の販売に打撃を与える可能性を警告

by Aaron Dec 31,2025

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任天堂は、2025年度(2024年4月〜2025年3月)の決算を公式に公表しました。5月8日のオンライン記者会見において、古川俊太郎社長は、任天堂の「Nintendo Switch 2」に対する野心的なビジョンを詳述するとともに、同新ハードの成功に対する潜在的課題 ― 米国の関税の影響を含む ― についても言及しました。

旺盛な市場需要と生産上の課題

6月5日の発売日が近づくにつれ、Switch 2への需要は予想を超え続けています。任天堂の予約抽選には応募が殺到しており、特に日本市場でその傾向が顕著です。同社は、「予測される需要に対応するため生産を拡大している」ことを確認し、2026年度(2025年4月〜2026年3月)における全世界でのハードウェア販売台数1,500万台、ソフトウェア販売本数4,500万本を目標としています。

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業績予想と市場の懸念

任天堂は、Switch 2の発売により、2026年度の売上高が前年比63.1%増の1兆9,000億円(約130億4,000万ドル)、利益が7.6%増の3,000億円(約20億5,000万ドル)に押し上げられると見込んでいます。しかし、古川社長は、高性能化された新機種の価格設定に関連して、米国市場については慎重ながら楽観的な見解を示しました。

「プレミアムな機能が高い価格を正当化するものの、これは市場への浸透に課題を生みます」と、古川社長は読売新聞のインタビューで述べました。「初代Switchに匹敵する発売時のパフォーマンスを目標としています」(初代Switchは発売初年度に1,505万台を販売しており、これは現在のSwitch 2の予想と一致します)。

関税の影響と消費支出への懸念

米国の関税政策は任天堂にとって主要な懸念材料となり、利益を「数百億円」減少させる可能性があります。古川社長は二重の脅威について説明しました。「生活必需品の価格上昇は、ゲームハードウェアへの可処分所得を減少させるかもしれません。関税を相殺するための価格調整は、需要に悪影響を及ぼす可能性があります」。

予約の課題と市場の反応

関税に関連した遅延にもかかわらず、Switch 2の予約は4月24日に449.99ドルで順調に開始されました。任天堂は、自社のMy Nintendo Storeを通じて米国の顧客に対し、需要が予想を大幅に上回るため、一部の予約商品の配送が遅れる可能性があると注意を促しています。業界アナリストは、関税の不確実性を考慮すれば任天堂の販売予測は控えめなものだと評価しつつも、市場の新機種に対する強い欲求は明らかだと認めています。

完全な予約情報については、IGNのNintendo Switch 2 予約ガイドを参照してください。